トレイルランニング用のシューズを推奨します。
ハイカットの登山靴は重く、オーバースペックです。
防水シューズの二面性
防水シューズは外からの水の侵入を防いでくれますが、一方で乾きにくいのが難点。
一度内部がびしょ濡れになってしまうとなかなか乾きません。
濡れは靴擦れ・マメの原因になります。
ゴアテックスは「水の侵入を防ぎつつ“蒸れ”を外に逃がしてくれる」ものですが、靴の内部が“濡れる”と履いたままではなかなか乾きません。
防水されていないシューズの通気性と比べると、かなり劣ります。
白山ジオトレイルはほぼ毎回、土砂降りに合う時間があります。土砂降りになっても気温が高い場合は多くの選手がレインウェアのパンツははきません。そうすると足をつたって靴の中が濡れるので、防水シューズは意味を成しません。
一方、非防水シューズでもパラパラ雨が降る程度ではシューズ内はほぼ濡れません。
たとえ中まで濡れても、通気性のいいシューズと速乾性のソックスの組み合わせなら、雨が止んで1時間ほど走っていると乾いてきます。
濡れやすさとのトレードオフですが、アッパーがメッシュ素材のシューズを選び、より乾きやすいことを優先するのもアリです。