真夏の蒸し暑い季節に山を駆け抜ける白山ジオトレイル。
水はコンディションを保つために必要な一方、荷物の重さへの影響がとても大きいものです。
- 次のエイドまでの距離・時間を計算し、持つ水の量を見極める
- 道に迷ったり、酷暑の時はウェアをぬらす(ドバッとかけても流れ落ちて無駄なので、少しずつウェアを湿らし気化熱で下げる)こともあるので、その分も計算に入れる
- 多く持ちすぎると、荷物の重量増、ボトルへの給水時間が増えタイムロス
- 胃腸の機能が低下しているときは、少量をこまめに飲むことで胃腸への負担を抑えることができます。
水分補給を怠ると脱水症状によるパフォーマンスの低下や、熱中症につながります。
一方で、むやみに水を飲み続けると、よりリスクの高い「低ナトリウム血症」につながります。
低ナトリウム血症
体の水分調整がうまくいかず、血中のナトリウム濃度が低くなってしまった(塩分が薄まってしまった)状態。ホルモンの異常や過剰な水分摂取などで起こる。
基本的な考え方として、ウルトラマラソンなどの超持久系競技において、
- 脱水はパフォーマンスを低下させることはありますが、水分補給ができる競技環境であれば重大なリスクになることは稀です
- 水分補給で気をつけなければならないのは、よりリスクの高い「低ナトリウム血症」を起こさないことです
詳細は「脱水症状/低ナトリウム血症」のページに掲載しています。